ごあいさつ 爪甲剥離症になった話

はじめまして。クニミユウキです。

2018年10月、左手の親指が爪甲剥離症になってしまいました。

現在、薬などは使わず、ケアで爪をもとに戻していこうとしています。

このブログでは症状の変化を記録しつつ、自分が手に入れた知識や行ったケア、ケアの役に立ったアイテムなどを紹介していこうと思っています。

同じような症状のかた、あるいは育爪に興味のあるかたのお役に立てれば幸いです。

以下は、ある程度の自己紹介を兼ねた、爪甲剥離になった時の状況です。

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爪甲剥離になった日のこと

数か月前から、セルフでジェルネイルをするようになりました。

女子力はほとんどないんですが、自分で言うのもどうかと思いますが爪の形がそんなに悪くないので、ネイルだけはけっこう好きだったんです。

が、サロンは正直なところ、ちょっと高い。

その上、へたなところにあたっちゃったらしくオフで指先に異様なダメージが残って、半年にわたって爪が痛くて痛くて再度ジェルとか考えられませんでした。

やっと痛みがなくなって(おそらくは当時の爪が全部生え変わって)、でもまたサロンにいったらオフの時にひどいめに遭うかもしれない、高いお金払って3週間きれいなネイル楽しんで半年痛い思いするとかやだなあ(・x・)

と思ってたら、店頭でちょうど出はじめだったピールオフのジェルネイルを発見。

ライトさえあれば、自宅でジェルができる上にぺろっとはがせばいい!!(・∀・)

しかし、マニキュアタイプでほとんどマニキュアのように塗っちゃったので上手に塗れなくて(笑)、それでつまらなくなったのと、ピールオフでダメージがないとうたってはいても、結局剥がす時に爪の一番上の層というか薄皮的なものをひっぺがしてもってっちゃうらしく、爪の表面ががさがさになってきちゃったので、爪が傷むのがいやでやめてしまいました。

その後ハンドクラフトをするようになりました。

縫い物とレジンを主にやってます。

レジンに模様を描いたり着色するためにジェルを買ったり、ネイルシールをたくさん買ったりしてたんですよね。

あっこれってそうか、爪にも使えるんじゃん(・∀・) いっぱいあるし(>ω<)

(新しいものをはじめるととにかく買い集めるタイプ)

というわけで、資材の共用というか(笑)できる環境だったことに気がついて、セルフネイルを再開しました。

そしてこの日。

じつはちょっと、左親指の爪が痛かったんですよね。

ネイル塗って刺激で痛いとか硬化熱で熱痛いとかじゃなくて、塗る前から、ぶつけたかドアにはさんだ時みたいに爪の部分が痛かったんです。

でも、こんなに痛くなるようなふうにぶつけたりはさんだり、何かにひっかけたりしたら、絶対覚えてないはずがない。

だから何もないはずなんだけど(´・ω・`)

なんかぼんやり、変色してるような気もしないでもないでもないでもないような。

当日の、左親指の様子です。

ネイル塗る前に、やっぱりなんか変だし、あとで万一お医者に見せたりとかすることになった時に口で言うより見せたほうが断然わかりやすいしと思って写真だけとっておきました。

なんか、ちょっと端っこのほうが曇ってるというか白っぽくくすんでるというか。

でも、次の日上映会に行く予定があって。

べつに上映会なので、まあ、そのあとトークショーはありましたけど出演者に見えるわけでもなく。

だからどっちでもよかったんですけど、でも本番の時に横着して塗らないでいっちゃったので、この日は塗りたかったんです(・x・)

でもまあ、翌朝まだ痛かったらちょっと考えよう、と思ってはいたものの、塗って寝て起きたらとくに痛くもなく。べつにだいじょぶそうだなーなんだったんだろうなーと思いながらすごすことしばし。

私は、ジェルネイルを塗ってはいるんですが爪を削ったり、オフの時に爪に薬品で負担をかけるのがいやなので、ピールオフベースを塗った上にジェルをしてます。

そのせいでもちはよくなくて、寿命はだいたい一週間。

今回も、やっぱり8日めぐらいの朝に1本浮いてはしっこがはがれてきたので、その時は時間なかったのでちょっとリペアだけして出勤して、夜にあらためてはがしました。

で、気になってた左のおやゆb

!!!!!Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)

ええええええええええええええええええええええええええええええ(°д°;;)

なにこれ?!?!?!?!?!

爪・・・爪半分ぐらいはがれちゃってる!!!!!!!!(°д°;;)

最初にも書きましたが、私は比較的指の形がわりときれいなほうだと思います。

が。

高校時代、バンドに興味を持ってギターを習った時期がありましてですね。

ギターは、弦をきっちり指板に押しつけられないとちゃんとした音程の音が出ません。

そのためには、

指の先端から爪が出てちゃいけないのです(・x・)

そして、指板というか弦を指板に押しつけて全力でおさえると、指の先端は平らになります。

結果。

それに合わせて爪を切っていたためにけっこうな深爪というか、とくに指の力が弱いし不器用な中指と薬指は、爪の生え際を真っ平らに切ってしまいましてですね。

いわゆる「爪切り」、白いところがなくなるように爪をきっちり切ると、爪の先に指先がぴょこんと飛び出す、まるでおかっぱの女の子というような爪になってしまったのです。

一方おやゆび人さし指は、やっぱりシールをはがしたり、何かの隙間をこじったりとなにかと使うので、とくにサイドの部分が後退してました。

その後育爪という概念を知って、もう後退しちゃったら一生そのままだと思ってたピンクの部分(ピンクベッドという言葉はここで知った)は

のばしてもとに戻せる(*´ω`)

ということを知りました。

な、なんだttΣ (゚Д゚;)

そ、それは戻したい!!!!(>ω<)

と思ったものの。

それにはまめなお手入れと、ふだんからいろいろと気をつけないといけないことがたくさん。

女子力限りなくゼロに近い身ですので、結局美しい爪への情熱<<<めんどくささになってしまって、ケアはほとんどしなくなってしまいました。たまーに思い出して1回ぐらいやってもなんの足しにもなりません。

ですが、ネイルを再開する、ということは、自分の爪を見る機会が増えるということです。

じっさいにネイルを塗る前には甘皮の処理とかもするわけですし。

そうなると、一時期けっこうがんばって一部の指はちょっとピンクベッドがいい形になりつつあったもののそのままになってたり、とくに中指薬指は結局ほとんど変化がないままになってたのが、気になってきます。

というわけでネイルとともに育爪も、それでもそんなに熱心にではなかったものの、再開してました。

そこに。

この爪です(°д°;;)

後退具合いとしてはこれに比べたらもっともっとましなほうの中指薬指でさえ、何か月もかかってようやくほんのちょっとだけ、べたっと直線だったのが指先のほうがすこーしだけ長くなってあれ?もしかしてほんのちょっっっっっっっっとだけだけど曲線になりつつある??って程度なのに。

こんなになっちゃったらもとに戻るのに何億年かかるの_| ̄|○ il||li

かなりマジで目の前真っ暗になりました。

爪甲剥離という言葉との出会い

さて。

とにかくとりあえずちょっとだけでもケア(>Д<。)・゚・と、ネイルオイルとかでマッサージして、生活しながら目に入るこの奇妙なかたちになっちゃった爪の生え際に目がいくたびにあああああああああ(>_<)ってなること数日。

その日も爪をじーっと見つめて、それにしてもこの指、私じつはやったことないんですけど「生爪を剥がす」ってやつにけっこう似た状態? にしてはほんとに、ネイル塗った前日だけ爪がすごい痛かったけどなにかやばいことやった記憶はぜんぜんないし、でも痛かった場所も一番白くなっちゃった部分の多かった場所だし、関係ないとは思えない。

あれはなんだったんだろう。

と、思って。

何かそれこそ生爪を剥がした時とかに有効なケアとかしたら早めによくなるかなあ?

と、希望はどこかにないものだろうかという気持ちになって。

たまたまその日は、仕事場にスマホを持ち込んで自由にいじってても大丈夫な日でした。

なのでふと、ブラウザを立ち上げて、「爪 剥がれ」と検索してみました。

Σ (゚Д゚;)

画像欄に!!!

私の爪と明らかに同じ状況の爪の画像が

いっぱいある!!!!!!

即座にそのページに順番に飛んでいきました。

爪甲剥離(そうこうはくり)

あるいは、爪甲剥離症。

名前がわかりました。

そうなったら、やることは当然、ひとつです。

原因、症状、対策。

皮膚科のサイトから海外在住の個人のブログまで。

とにかく調べられる限り、調べまくりました。

原因と対策

爪甲剥離症の原因は、大きく分けて2つ。

細菌性と、そうではないもの。

細菌性ではないだろうと、自己判断ですが考えました。

というのが。

じつは、あの日の爪の痛みの原因に、思い当たる身に覚えが、まったくないわけではなかったんです。

先にもちょろっと書きましたが、私はハンドクラフトをやります。

爪が痛くなった前日も、やってました。

上映会の日に会う友人に頼まれたものを、レジンで作ってたんです。

私はレジンアレルギーがあります。

レジンを使うと指先の皮膚がただれてしまうというもので、ものすごく痛い思いを半年ほどしました。

が、なぜか治ってしまって(苦笑)。

最近ではレジンが直接皮膚につくと体によくないという認識も広がっていて、レジンを扱う時は手袋をするのが強く推奨されるようになってきました。

レジン液を買うと手袋つけてくれるショップがあったり、ショップさんの作り方動画や素人さんのレジン作ってみました動画なんかも以前はばりばり素手で、こぼれたレジンも指でちょちょいっと拭ってたりしましたけど最近はがっちがちに手袋でガードしてて、「必ず手袋をしてくださいね!!」みたいな音声やテロップが入ってることも多くなりました。

自分でもつらい思いをしたので手袋必須なのはよーーーーくわかってるんですが。

基本的に、(私は)さわらなけりゃ症状出ないんですよね(・x・)

頼まれもの1こです。

すでに制作ずみのもののアレンジバージョンを頼まれたので、やることも決まってて試行錯誤もありません。

ちゃちゃっとやっちゃえ(・∀・)

だいたい、ほんとに皮膚にはつかないことも多いし、たまたまちょっとだけついちゃってもすぐアルコールで拭いて手を洗えば問題なかったんです。

でも、それはたまたまのことで。

現実に過去にはアレルギー発症してますし、今後も症状がずっと軽いとは限りません。

わかってるんですけどね(´・ω・`)

でもついめんどくさくて素手でやっちゃうんです。

そして、その時も、ちょっとだけ、さわりました。

まさに左の親指です。

一時期は一滴腕についたくらいでも全力でアルコール消毒して台所へ洗いに走っていったものですが、最近はちょっとだけさわっても大ごとにならないことが多かったので、ティッシュで拭いて、あとであっそうだって手を洗いにいく程度の対策しかしませんでした。

案の定、翌日、指先にちょっと違和感があって、それがおさまった夕方すぎごろから爪が痛くなってきたんです。

でも、今までレジンアレルギーの症状で「爪が痛くなる」ってなかったので、結びつけてなかったんですね。

ですが、検索で見つけた、私と同じ爪の症状が爪甲剥離症という、病気というよりは特定の爪の状態を示す症状の名称で、細菌性あるいは「なんらかの強い刺激によって引き起こされる」というのを見た時に、

あ。レジンだこれ(・x・)

ほぼ間違いないわ(・x・)

と思いました。

ジェルネイルにもアレルギーがあって、その症状の1つにも爪甲剥離症はあったんですが、今回のネイルをする前は2週間ほど(まだはじめたばっかりでへたくそで時間がかかるので時間かける余裕がなくて)自爪で過ごしてました。ジェルのせいであの痛みが出たとは思えません。

たぶんレジンだよなー、と思いながらなにかエビデンスはないかなと思ってさらにあちこち見て回っていたところ。

とあるサイトに、ありました。

化学物質によるもの

(中略)

エポキシ樹脂

(後略)

レジンとはエポキシ樹脂です。というかレジンというのはそもそも樹脂のことで、趣味のクラフト用に開発されたレジン液を使っている、というのが正しいところですが。

要は、そういう薬剤が手についたことによる刺激で発症することもある。

はい、ビンゴ(・x・)

レジンですな(・x・)

うん、ほんともう、手袋なしでレジンやるのやめるから(´・ω・`)

ごめんなさい(´・ω・`)

ケアあるのみ

さて。

私の爪甲剥離症は、原因がレジンであろうことがほぼ確定しました。

もちろん細菌の可能性もゼロではないんですが。

前後の状況からいってレジンの刺激の可能性のほうが断然高いです。

そして、本当なら一度調べてもらうために皮膚科にいくべきなんですが。

以前、私は掌蹠膿疱症という皮膚病にかかっていたことがあって、その時に地元近辺の皮膚科はほぼ全部いきました。

水虫菌の検査はしてくれたけれど知識がないために水虫じゃないからただの乾燥だろうといって尿素クリームを渡されたり、検査もしないで水虫だと断定されて菌もいないのに水虫薬を使わされたり。掌蹠膿疱症と診断してくれた先生は、知見はともかく人間性の部分に少々問題があって。

もう1軒皮膚科はあるんですが、そちらは少々専門が特殊で、そのために患者さんが多くて、とても待ち時間が長いらしい。

つまり、いけるお医者が残ってないんですよね。

あと、どう考えてもステロイド出される。

皮膚科って、結局のところ基本的な治療って対症療法で、そしてこの手のいわば外傷には、保湿用にワセリンか尿素、あとはステロイド剤を出すしかないんですよね。強さと濃度がちがうだけで基本は同じ。

レジンアレルギーの時、受診したらあっそう指がひびわれてるの、じゃあステロイドねって安易さでステロイド出されて、塗って数分で患部が真赤に腫れ上がって七転八倒したので、ステロイドは塗りたくない。でも医者は薬を何か出さないと商売にならないのでほぼ確実にステロイド出してくるでしょう。細菌がいて、その根絶に薬効があるならともかく、細菌なかったけどとりあえず塗っとけばっていうステロイドは絶対にいや。

なので、とりあえず自分の方針としては、まずセルフケア。

つまりこれは薬品で爪とネイルベッドの接着がはがれてしまったわけだから、それがもとに戻るように育爪をしてやればいいはず。

幸いというべきか、実践してなかっただけで育爪の知識はそれなりにあるので、何をやればいいかもだいたいわかります。

それでまったく効果がなかったり、ほかの指に感染して広がっていくようなら細菌感染を疑ってあらためてどこか皮膚科を探すことにしよう、と思いました。

半月後

ケアをはじめて2週間です。

まだもやもやっとした名残りは残ってますし、中央部分の白い浮きのところはまだ浮いたままですが、全体に浮いてた部分はだいぶくっついてきてます。

痛みはありません。

このままケアを続けつつ、よさげなアイテムがあったらそちらもさらに試していくつもりです。

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